近年増えている非定型うつ病|従来のうつ病との違いとは

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最近急増加中の心の病

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従来のうつ病との違い

非定型うつ病とは、これまでの従来のうつ病とは異なった症状を示すため、「非定型」といわれている。例えば、従来のうつ病では、食欲が低下し夜は眠れないなどの症状が出るが、非定型うつ病ではむしろ食欲はまし夜は眠りすぎるのである。そのため、新しい心の病として注目されており、今若い世代を中心に増えている。では、非定型うつ病とはどのような病気なのだろうか。まず第一の特徴は、気分の変動が激しいということである。従来のうつ病は、ほぼすべてのことに関心を失い常に落ち込んでいることが多い。一方非定型型うつ病は、悪いことがあれば強く落ち込むがいいことがあれば、気分はとてもよくなる。例えば、従来のうつ病では以前まで好きだったドラマを見ても何も思わなくなるのに対し、非定型うつ病ではお気に入りのドラマをみると気分が楽になったりする。また従来のうつ病は憂鬱な気分を周りが理解しにくい内容であることが多かったが、非定型うつ病では周りの人がある程度理解することができる内容であることが多い。つまり、従来のうつ病では「(実際には破産しないのに)このままでは破産してしまう」などの落ち込みがあるが、非定型うつ病では「周りに迷惑をかけてしまいつらい」などの落ち込みである。

なりやすい人と対処法

では、非定型うつ病になりやすいひとはどの様な人であろうか。一概には言えないが「自分のことを他人からよく見られたい」や「周りの評価が気になる」といった人に多い傾向にある。そのため、大勢の人の前ではうまく話すことができなかったり、周囲の人と意見がぶつかるのを恐れてしまい、自分の意見をうまく言えず周りに合わせるという行動がみられる。また、実際に非定型うつ病になると身体面では疲労感が強くなったり、食欲が増したり、眠りすぎたりする。一方精神面では他人の顔色がひどくきになり落ち込みやすくなる一方で楽しいことがあると気分が明るくなることがある。このような症状は主に夕方から夜にかけて多く注意が必要で、見られる場合は心療内科や精神科などを受診することが望まれる。従来のうつ病で使われるような薬を用いて治療することもあるが、非定型うつ病では効果がないことが多い。そのため主にカウンセリングによる治療を行う。非定型うつ病にかかる人は周りとの衝突を避けたがるため、自分の意見を伝えることが苦手である。そのため、カウンセリングでは自我の確立を目指してトレーニングを行っていく。さらに、医療的な面からだけでなく、日々の生活を規則正しくすごしたり、ウォーキングなどの軽い運動を行うなどの工夫も大切である。